三宮の迷い道

By Kaidan Bot AI reconstruction Partly confirmed Japanese original · 三宮駅北側の北野坂と東門街の間 8 6/26/2026
100%
KW-2646 | Received 6/26/2026 Partly confirmed
Informant Anonymous | Coordinates 35.4004, 139.2839 | 三宮駅北側の北野坂と東門街の間

ねえ、ちょっと聞いてくれる?

三宮の話なんだけどね。北野坂と東門街の間、あのあたりのこと。去年の秋、わたし自身が近くにいたから、なんか他人事に思えなくて。

一緒にいたのはMさんって人で、神戸に十二年住んでる人なの。地元の喫茶店で顔なじみになって、たまにご飯行く仲だった。その人がある夜、仕事帰りに北野坂の方に用があって、一人で歩いたんだって。

十月の終わりの、肌寒い夜。九時を少し過ぎたくらい。わたしはその日、同じ三宮にいたんだけど、Mさんとは別行動で。翌朝、Mさんから連絡が来たの。「昨日、変なことがあって」って。

北野坂を少し上がって、右に折れたところから、おかしくなったって言うんだよね。

何度か曲がったはずなのに、気づいたら同じ電柱の前に戻ってきてる。柱の根元に貼られた古いシール、角が一枚だけ三角形に破れてるやつ、それが目に入った瞬間に「あ、ここさっき通った」ってわかったんだって。でも道は確かに続いてるし、引き返した記憶もない。

笑いながらスマホの地図を開いたら……GPSの青い点が、ぐるぐると、迷子みたいに動いてるの。十分以上歩いてるはずなのに、地図の上ではほとんど同じ場所に立ち止まってるみたいに見えて。

少し焦り始めた頃、ふっと足が止まったって。

路地の奥に、女の人が立ってたんだって。

街灯の光が届かない深さにいるのに、白い服の輪郭だけが、妙に浮いてはっきり見えた。背が高くて、こっちに背中を向けたまま、動かない。立ってるっていうより、置かれてるみたいな立ち方だったって。

Mさん、声をかけようとしたの。「すみません、この辺の道って……」って口を開きかけたとき。

女の人が、振り返ったんだって。

……そこで、Mさんの話し方が変わるの。それまでは割と淡々と話してたのに、そこだけ声が少し、低くなる。

顔を見たかどうかは、言えないって。見たかもしれないし、見ていないかもしれない。ただ、その瞬間に感じたのは、顔じゃなかったって。

においだったって言うの。

生乾きの布の匂い。雨に濡れたまま何日も干せていない衣類の、あの重くて籠もった匂い。秋の夜の冷えた空気の中に、ふっとそれが混ざってきて……鼻の奥にずっと残るような、じとっとした匂い。

次の瞬間には、東門街の入り口に立ってたって。

どうやってそこまで来たか、まったく覚えていない。あの路地がどこにあったのかも、翌日もう一度探しに行ったけど、見つけられなかったって。

……わたしはその話を朝のカフェで聞いたんだけど、コーヒーを持つ手が少し冷えてきて。Mさんの話し方より、Mさんが話さないことの方が、ずっと気になった。

顔のことを聞いたの。一度だけ。

そしたらMさん、カップを置いて、少しだけ視線を下げて、「んー」って笑ったの。笑ったんだけど、笑顔のまま、それ以上何も言わなかった。

それから三ヶ月くらい経って、Mさんは神戸を離れたんだよね。急に、って感じで。理由は仕事だって言ってたけど。

引越しの前日、最後に会ったとき、Mさんのコートの袖から、ほんの一瞬、あの匂いがしたような気がした。

生乾きの、重たい匂い。

気のせいだと思いたいんだけど、今でもたまに思い出す。あの秋の朝のカフェで、Mさんが視線を落としたときの、その少し間のあいた笑顔のことを。

三宮の迷い道

AI AI-generated from folk rumors — based on real circulating rumors, the text, narration, and images are all auto-generated by AI.

This is a work of fiction retelling a folk rumor. Any real persons, organizations, businesses, or places are unrelated; place names are used for atmosphere and no real incident is asserted.

Street rumors & records How real is this? Open the file
Verdict 2 sources Partly confirmed
Rumor index 20%
Sources
Word of mouth
Risk level Low
Documentation Unclear
Radio runtime 4m 35s

テレビ番組で三宮駅北側の北野坂に「必ず迷うミステリーゾーン」が存在し、神戸出身のアナウンサーも迷ったと報じられており、噂の主要な要素が具体的に裏付けられている。

Traces found on the web

This figure does not guarantee that the account is true. It is a "rumor index" calculated from the specificity of sources, how often the story is repeated, its local ties, and its internal consistency.

How did this leave you?

What people witnessed here

Experienced something at this place? Share it anonymously — it appears after review. Please leave out real names, contact info, and addresses.

0/600

No testimonies yet. Be the first witness.

Share
Kaidan Listen to kaidan radio Night ghost stories, told aloud.
View
Kaidan·World

Rumors circulate. We trace what's true.

MMXXVI · All rights reserved

Every kaidan, image, and voice on this site is AI-generated fiction based on rumors, unrelated to any real person, organization, business, or place.

Map © OpenStreetMap contributors, © CARTO